1991年医療福祉建築賞
仙台ありのまま舎
所在地 | 宮城県仙台市太白区西多賀19-1 |
居室数 | 単身用16 世帯用2 |
延床面積 | 1期714m² 2期108m² 計822m² |
竣工年月 | 1期1987年3月 2期1989年3月 |
開設者 | 社会福祉法人ありのまま舎 |
管理者 | 身体障害者福祉ホーム仙台ありのまま舎 |
設計者 | ㈱針生承一建築研究所 |
施工者 | 清水建設㈱東北支店 |
【選評】
治癒困難な重度の身体障害者が一般の地域社会の中で自立生活を営めるようにとのノーマライゼーションの願いを実現した身体障害者福祉ホームである.身障者にとって充実した個人生活を営める住まいであること,地域に開かれた交流の場であること,自立のための生産の場を備えること等が真摯に追求されている.集落風の外観表現,各室の通風・採光への工夫,各種ディテールの工夫などに見るべきものがあり,建設に至るプロセスや障害者の生活ぶりと併せてこの種の施設のあり方に対して強い示唆を与えるものとなっている.