2001年医療福祉建築賞
昭和大学病院中央棟
所在地 | 東京都品川区旗の台1-5-8 |
定員 | 178床 |
延床面積 | 33,154㎡ |
竣工年月 | 1999年2月 |
開設者 | 学校法人昭和大学 |
管理者 | 学校法人昭和大学 |
設計者 | ㈱アルコム(計画・意匠) ㈱日本設計(業務統括・構造・設備) |
施工者 | 戸田建設・清水建設共同企業体 |
写真撮影 | 三輪晃久写真研究所 |
【選評】
外来部と各種診療部門を主とする施設.吹抜けとエスカレーターによる縦の骨格空間づくり,サービスホール型プランの採用による診察看護活動の効率化,気持ちのよい外来待合空間など,設計者の言う「病院マインドによる空間創造」に成功している.病棟にはゆがみがあるが,個別空間をつくろうとする努力やゆったりした8床室の提案(患者に評判がよい)などに新味がある.周辺からの厳しい制約があるなかでの苦労が偲ばれるが,結果として敷地周囲の緑が町に豊かな環境を提供している.職員参加の計画プロセスを経て職員にも好評である.