2016年医療福祉建築賞

独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター《準賞》

独立行政法人国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター

 

所在地 香川県善通寺市仙遊町2-1-1
病床数 689 床
延床面積 55,677 ㎡
竣工年月 2014年3月
開設者 独立行政法人国立病院機構
管理者 独立行政法人国立病院機構
四国こどもとおとなの医療センター
設計者 ㈱山下設計
施工者 大成建設㈱
写真撮影 ㈱川澄・小林研二写真事務所
【選評】

 成育医療と成人医療が相乗効果を発揮して診療に取り組もうとする再統合の理念が実現し,地域医療の中核を担う存在となっている.
 とりわけ継続的アート活動の試みは特筆に値する.ボランティアによる患者の好みに合わせた病室の絵画の取り替えや毎日の壁面アートBOX へのプレゼント仕込み,また特別支援学校の生徒等による就労支援としての屋上庭園の維持管理の取り組み等々,ホスピタルアートディレクターが中心となった地域やスタッフを巻き込んだホスピタルアート活動は,病院の日常的な改善を牽引しており,学ぶべきことが多い.